syouni 小児歯科
幼少期から歯のケアを行うことが大切です
乳歯や生え替わったばかりの永久歯は、私たち“大人の歯”と比較すると柔らかい歯質であり、なおかつ虫歯になりやすいということも…。悪化しやすい状況下だからこそ、虫歯治療やシーラント・フッ素塗布などの予防歯科を積極的に行うことをおすすめします。一人一人性格や顔立ちが違うように、お子様の口腔内の状態も人によって違います。当院はそれぞれの状態に合わせた歯科治療を提案し、お子様と親御さんと共に二人三脚で虫歯の予防・治療を取り組んでいきます。
お子様の歯を守るのは親御さん
すでにお母さんのお腹の中にいるときから胎児の歯の形成は始まっています。胎生7週から乳歯が生えはじめ、14週を過ぎたあたりに永久歯が作られるのです。12歳~15歳ころにはすべての永久歯が揃います。この歯が形成される15歳までの期間は子供にとっては重要な時期ともいわれており、生活習慣や食生活などの環境要因が将来の歯の健康を大きく左右します。
長い年月、歯が健康でいるためには土台となっている乳歯が重要です。乳歯が虫歯になってしまうと永久歯に生え変わってもその個所は虫歯になりやすく、歯茎にダメージを与えることも。その結果歯並びが悪くなる危険性があります。
「乳歯はどうせ抜けるし…」と虫歯を問題視せずにそのまま放っておくとお子様の歯の健康が損なわれてしまいます。お子様の将来の歯の健康を守るには親御さんが正しい知識を身につけて乳歯のうちから適切なケアができるようにサポートすることが重要です。「歯が黒ずんでいる」「歯並びがおかしい」と、歯に関することであればなんでも構いません。お気軽に当院のスタッフにご相談ください。
虫歯を防ぐための予防メニュー
フッ素塗布
細菌が酸を作らないように抑える効果や歯質を強化する
歯質強化の仕組み | 歯質にフッ素が取り込まれるとフルオロアパタイトという耐酸性の高い結晶ができ、再石灰化をサポートし、自然治癒をさせる。 |
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酸産生抑制の仕組み | フッ素には抗菌作用・抗酸素作用があり、口腔内のプラークや唾液に働きかける。 虫歯の原因ともなる“酸”をつくる活動を抑制する |
シーラント
子供の歯の形状は、噛み合わせる面の溝が深くできています。そのため食事による食べかすも非常に溜まりやすく歯磨きだけでは完璧に汚れを落とすことは難しいと言われています。
食べかすが歯の溝に残ることで虫歯の原因に繋がります。こうした対策として歯の溝を埋めるために“レジン(歯科用プラスチック)”を用いてふさぎます。このような処置方法を『シーラント』と呼びます。
お子様の歯磨きの仕上げは親御さんが…
虫歯対策や常に口腔内を清潔にするには日々の歯磨きによるブラッシングが重要です。もちろん小さなお子様お一人でも歯ブラシが出来る人もいるはず。しかし、上手にできていないこともあります。常に口腔内を清潔な状態にするには最後に親御さんが仕上げとして再度ブラッシングを行ってあげましょう。また、お子様が一人で綺麗にブラッシングができるようになるために、歯磨き後にお口チェックをするのもおすすめです。
仕上げみがきのポイント
- 膝の上にお子様の頭を置き頭の上の方から磨きます
- 毛先が短くヘッドが小さい歯ブラシがおすすめです。軽い力で直角に当てて小刻みに動かします
- うがいができるようになれば豆粒程度の大きさの歯磨き粉をつけて磨きます。歯磨き粉を使うことで虫歯予防もできます。
- 先に上の歯から磨けば歯磨き粉による刺激を受けることが少なくなり唾液の分泌量を抑えられます。